北安曇郡に関する豆知識

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北安曇郡(きたあづみぐん)は、長野県。略称は北安(ほくあん)。 以下の1町3村を含む。

郡域

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1町3村のほか、以下の区域にあたる。 大町市を挟んで北部の小谷村、白馬村と南部の池田町、松川村に分断されている。人口動態では南部の池田町、松川村は微増、北部の白馬村、小谷村は減少の傾向にある。

歴史

郡発足までの沿革

  • 旧高旧領取調帳」に記載されている、明治初年時点での村は以下の通り。●は村内に寺社領が存在。(94村)
知行 村数 村名
  • 明治4年
  • * 7月14日1871年8月29日) - 廃藩置県により松本県の管轄となる。
  • * 11月20日(1871年12月31日) - 第1次府県統合により筑摩県の管轄となる。
  • 明治7年(1874年) - 峰方新田村(現・池田町)が白駒村に改称。
  • 明治7年から明治8年(1875年)にかけて下記の町村の統合が行われる。カッコ内は統合時期。特記以外は明治8年2月18日。(18村)
    • 大町村 ← 大町村、高根新田村
    • 社村 ← 宮本村、曽根原村、閏田村、木船村、丹生子村[菅の窪を除く]、館之内村、常光寺村、松崎村、山之寺村
    • 常盤村 ← 西山村、須沼村、清水村、上一本木村、下一本木村(明治7年10月25日
    • 松川村 ← 鼠穴村、細野村、神戸新田村、松川村、板取村(明治7年10月22日
    • 池田町村 ← 池田町村、宮村入作、堀之内村、正科村
    • 会染村 ← 十日市場村、林中村、内鎌新田村、中島村、半在家村、滝沢村、相道寺村、花見村、渋田見村、小泉入作新田村
    • 七貴村 ← 中之郷村、鵜山村、押野村、塩川原村、荻原村、荻原新田村
    • 陸郷村 ← 草尾村、日岐村、白駒村、寺村、中村、小泉村
    • 広津村 ← 大日向村、宇留賀村、北山村
    • 八坂村 ← 大平村、相川村、切久保村、大塚村、野平村(現・大町市)、舟場村、左右村、槍平村、丹生子村[菅の窪]
    • 美麻村 ← 大塩村、切明新田村、二重村、新行新田村、高地村、青具村、千見村(明治8年2月5日
    • 平村 ← 野口村、借馬村、木崎村、森村、稲尾村、海之口村、中綱村、青木村、加蔵新田村
    • 神城村 ← 佐野村、沢渡村、飯田村、飯森村、堀之内村
    • 北城村 ← 深沢空峠新田村、細野村、塩島村、塩島新田村、蕨平村、野平村(現・白馬村)、大出新田村、嶺方新田村(現・白馬村)
    • 千国村 ← 千国村[大部分]、石坂村[一部]、中谷村[一部](明治8年3月1日
    • 中小谷村 ← 来馬村[大部分]、石坂村[大部分]、千国村[一部]、中谷村[一部]、土谷村[一部](同上)
    • 北小谷村 ← 大網村、深原村、来馬村[一部]、石坂村[一部]、中谷村[一部]、土谷村[一部](明治8年2月14日
    • 中土村 ← 中谷村[大部分]、土谷村[大部分]、来馬村[一部]、石坂村[一部](同上)

郡発足以降の沿革

  • 明治12年(1879年1月4日 - 郡区町村編制法の長野県での施行により、安曇郡のうち18村の区域に行政区画としての北安曇郡が発足。郡役所を大町村に設置。初代郡長は窪田畔夫
  • 明治15年(1882年3月20日 - 大町村が改称して大町となる。(1町17村)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。[ ]は改めて再編された町村。(17村)
  • * 大町(村格。現・大町市)
  • * 池田町村(現・池田町)
  • * 社村常盤村(現・大町市)
  • * 松川村現存
  • * 会染村(現・池田町)
  • * 七貴村(現・安曇野市)
  • * 陸郷村(現・安曇野市、池田町、東筑摩郡生坂村)
  • * 広津村(現・大町市、池田町、東筑摩郡生坂村)
  • * 八坂村美麻村平村(現・大町市)
  • * 神城村北城村(現・白馬村)
  • * 南小谷村[千国村・中小谷村]、北小谷村中土村(現・小谷村)
  • 明治22年(1889年)4月10日 - 大町が町制施行。(1町16村)
  • 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
  • 大正4年(1915年)4月1日 - 池田町村が町制施行して池田町となる。(2町15村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和29年(1954年7月1日 - 大町・平村・常盤村・社村が合併して大町市が発足し、郡より離脱。(1町12村)
  • 昭和30年(1955年)4月1日 - 池田町・会染村が合併し、改めて池田町が発足。(1町11村)
  • 昭和31年(1956年9月30日(1町9村)
  • * 北城村・神城村が合併して白馬村が発足。
  • * 七貴村が東筑摩郡明科町と合併し、改めて東筑摩郡明科町(現・安曇野市)が発足。
  • 昭和32年(1957年3月31日(1町7村)
  • * 池田町が東筑摩郡明科町の一部(中之郷・鵜山)を編入。
  • * 広津村が分割し、一部(北山・宇留賀・大日向の各一部)が池田町、一部(北山の一部)が八坂村、残部(北山・宇留賀・大日向の各一部)が東筑摩郡生坂村に編入。
  • * 陸郷村が分割し、一部(寺・白駒・日岐の各一部)が池田町、一部(中・小泉および寺の一部)が東筑摩郡明科町、残部(草尾および日岐・白駒の各一部)が東筑摩郡生坂村に編入。
  • 昭和33年(1958年)4月1日 - 南小谷村・中土村・北小谷村が合併して小谷村が発足。(1町5村)
  • 昭和34年(1959年)4月1日 - 八坂村の一部(左右)が上水内郡信州新町(現・長野市)に編入。
  • 平成17年(2006年1月1日 - 八坂村・美麻村が大町市に編入。(1町3村)

変遷表

明治22年以前 明治22年4月1日 明治22年 - 大正15年 昭和1年 - 昭和19年 昭和20年 - 昭和29年 昭和30年 - 昭和64年 平成1年 - 現在 現在

脚注

参考文献

: 「長野県公式」に記載されているが「旧高旧領」に記載されていない村は枝郷とみなし、本項では割愛した。

関連項目

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